この記事では妻の妊娠が発覚してから、1年間育児休暇取得までの道のりを記載したいと思います。
私が育児休暇を1年間取得する事にした理由
第一子出産直後私は育児休暇を2週間取得しました。妻は1年間取得。第一子という事もあり、子育てについて何をするにも初めてで、授乳も上手くいかず乳腺炎になってしまったり、夜も日中もなかなか長時間寝てくれず、寝不足の日々が続き、妻は軽度の産後うつ状態になってしまいました。その状況下で私の2週間の育児休暇が終了となり、ワンオペ育児が始まった妻は体も精神状態もぼろぼろの状況になりました。
この経験をした事で妻から、第二子出産後は育児休暇を長く取得して欲しいと要望がありました。私自身も家族ファーストで物事を考えていた為、育児休暇期間1年を選択しました。
ただ私が勤務している職場では、育児休暇を取得したパパは少数かつ、期間も2週間以内と短い期間取得した方しかいませんでした。理解が得られるかとても不安でしたが、1年間育児休暇取得するために行動しました。
妊娠発覚から育児休暇取得までの流れ
①2022年12月妊娠発覚。
②妻と出産後の育児について話し合い、夫婦共に1年間育児休暇を取得することを決意。
③2023年1月初めに職場の課長に報告。大概安定期に入ってから妊娠報告する事が多いですが、今回は育児休暇を長期で取得したかったので、いくらかでも職場に迷惑がかからないよう、妻了承の元、早めに課長にお伝えしました。課長からは『早めに伝えてくれてありがとう。問題なく育児休暇取得できるように職場内で調整するので、まずは妻が無事に出産できるようにフォロー頑張ってください。』とお言葉いただきました。課長にもお子さんが2人いらっしゃり、出産後の大変さを理解されている方でしたので、お言葉いただいた時は本当に安心しました。
④2023年6月まで三交代制勤務で今まで通り業務遂行。
⑤2023年7月から出産までの間、課長より今年度の業務まとめと、私が持っている業務を後任者へ引き継ぎを行なって欲しいと相談があり、日勤勤務となりました。第一子出産の際には、出産ギリギリまで三交代制勤務を実施していた為、夜勤中に陣痛が来た時どうしよう等、不安がありました。第二子出産時には日勤にしていただき、余裕を持って業務引き継ぎの準備や、妻の病院への送迎もできたので、職場の配慮にとても感謝しています。
⑥2023年8月第二子出産。出産当日から育児休暇1年間取得となりました。
今回育児休暇を1年間取得するにあたり、上長が男性の育児休暇に関して理解がある方だった事がとても良かったと感じています。ただ世の中には上長でも男性の育児休暇に関して、理解がない方はとても多い事は言うまでもないと思います。私も育児休暇取得を職場の方に報告した際、『1年も休めるの良いな!』や『冗談な言い方ですが、業務引き継がれるの大変だから育休やめてくれ…』と言われた事もあります。2023年9月現在育児休暇を取得したパパは3割程度との事です。また育児休暇を取得したパパの中で1年間取得した割合は5%との事。国が男性の育児休暇を推進したいと考えていても、職場の雰囲気が育児休暇を取得しにくい。職場の少人数化により取得しにくい。育児休業給付金について、自身の給料と照らし合わせいくら給付されるのか分かりづらい等が、育休取得率が向上しにくい要因にあると思います。私は家族ファーストの認識を妻と共有していた事。職場の中で育児休業の第一人者となるつもりで、育児休暇を取得するべく準備をし、取得する事ができました。今後出産を考えている方には、ます夫婦で話し合っていただきたいと思います。そして奥様が産後の不安が少しでもある場合には、積極的な育児休暇取得をご検討いただければと思います。